皆さんの中で、
「人間関係って難しいな」
「なんで対立するんだろう」
「平和な関係になりたいな」
と思ったことがある人もいるんじゃないですか。
人間関係で対立する理由は、
「能力圏」という考え方で大体説明できます。

能力圏とは?人間関係にも応用できる考え方

まず、
「能力圏」って何?

「能力圏(Circle of Competence)」は、
ウォーレンバフェット(世界一の投資家と言われている人)
がよく使う言葉で、
「理解できることだけで勝負しよう」
という投資哲学です。

ただ、この
「能力圏」
という言葉はかなり汎用性の高い言葉なので、
私は色々な場面でよく使っています。

簡単に言うと
「できること」と「できないこと」
を把握しよう、
ということです。

能力圏が違うと「なんでできないの?」という衝突が起こる

具体的な私のエピソードをお話しします。

私は人の名前や話した事を覚えるのがかなり苦手で、
「あの人…名前なんだっけ?」
と人の名前を思い出せなかったり、
「それこの前話したよ」
と言われたりすることが結構あります。

32歳の時にお付き合いしていた彼女にも
「それこの前言ったよね」
「なんで覚えてくれないの!?」
ってよく言われてました。
「ごめん…」
と言うしかできませんでした。

ちょうど1年くらい付き合った時に
「ゆうさんと話してると悲しくなる」
「別れよう」
と言われてしまい、
振られました。

私は彼女に興味がないわけではないです。
ただ覚えられないのです。

これ、結構共感してくれる人もいます。
「私も覚えられない笑」
「俺も笑」
みたいに。

覚えられない人は本当に覚えられないんです。

両方が
「覚えられない人」
なら、
「それ前言ったじゃん」
「そうだっけ?忘れた」
「まぁいいや私も忘れるし笑」
みたいに、軽い感じになるのですが、

片方が
「覚えられる人」
の場合、
「なんで覚えてくれないの!?」
「私のこと興味ないの!?」
みたいに、深刻な感じになることもあります。

「覚えられる人(できる人)」が
「覚えられない人(できない人)」に
「覚えて!(できて!)」を
要求している状態です。

これは本当にできないです。
どれだけ頑張ってもできるようになりません。

これが、
「能力圏」の人が、
「能力圏外」の人に、
「やって」と求めている状態です。

努力すればできることと、努力しても難しいことがある

開き直っているわけではなくて、
「努力すればできるようになること」と
「努力してもできるようにならないこと」があって、
それを理解できれば
「対立が減る」
という話です。

「できない人」に
どれだけ
「やって!」
「できるようになって!」
と言っても、
無理なものは無理なのです。

人には必ず「得意」「不得意」があります。
もう一つ私の話をします。

私の脳みそは
「常に」
考え事をしています。
・歩いている時
・自転車に乗っている時
・電車に乗っている時
必ず何か考えています。
考えているというより、
「脳みそが勝手にアイデアを出し続けている」
という方が正しいかもしれません。
これ、止められません。
意識して考えているわけではなくて、
「脳みそが勝手に」
考え事をしているので。
自分でも止めることができません。

私は40年間これが普通なんだと思っていました。
ところが、ChatGPTに聞いたり、
周囲の人に聞いてみると、
「考え事をしていない人」
の方が多数派だということがわかりました。

それで長年の疑問が一つ解けました。
よくマラソン選手に
「走っている時に何を考えてるの?」
と質問をする人がいますよね。
私は、
「いや、考え事してるじゃん」
と思っていました。
けど、
「考え事をしてない人」
「ボーッと景色を見てる人」
がいるのなら、
その質問が出ても不思議じゃないな、
と思えるようになりました。

この副作用で、
私は電車の乗り換えがメチャメチャ苦手です。
電車に乗って座ると
「勝手に」
考え事が始まります。
一駅での乗り換えが本当に難しくて、
座ったらほぼ乗り過ごすので、
必ずドア前で立つようにしています。

他にも、
トイレに行ってからお風呂入ろうと思ってトイレに行くと、
お風呂に入らないで部屋に戻ってきて、
もう一回お風呂に行きなおす、
とか日常茶飯事です。

ただその代わりに、
私は他の人より
「考えてる時間」
が多いので
「アイデア」
を出すのが得意です。

なので私は諦めて、
こう考えるようになりました。
「アイデアを出すのは私の能力圏」
「乗り換えは能力圏外」

能力圏を理解すると、人間関係はもっと楽になる

「相手の能力圏」
を把握して、
適材適所で使うことができれば、
その人は力を発揮します。

逆に、
「相手の能力圏外」
のことをやらせると
「できない」
ので、
お互いストレスになります。

多くの場合、
「できない人」に
「できる」を求めた時に
衝突が起こります。

能力圏を広げることも大切

ただ、ここで危険なのが
全ての苦手なことを
「能力圏外」
にしてしまうことです。

大事なことは、
「努力すればできること」と
「努力してもできないこと」の
見極め
です。

「努力してもできないこと」は
何百時間練習してもできるようにならないです。

ですが、
「努力すればできること」は
練習すればできるようになるので、
できるようになった方が良いです。

「能力圏を広げる」
ことはした方が良いです。
広がれば広がるほど
人間関係で衝突することは少なくなります。

コミュニケーション能力は能力圏を広げられる

そして、私が一番大事だと思うことがこれです。

「コミュニケーションが苦手」
という人も多いと思います。
これを、
「能力圏外」
としてしまうのは良くないです。

「コミュニケーション能力は伸びます」

・大量会話
・大量フィードバック
・高いフィードバックの精度
この3つが揃えば、
コミュニケーション能力は必ず伸びます。

人間が生きていく上で一番大切なものが
「コミュニケーション」
だと私は思っています。

コミュニケーション能力を伸ばしたい方は、まずこちらの記事から読んでみてください。
「話を聞いているのに嫌われる人」と「好かれる人」の決定的な違い「なんかこの人違う…」と思われる本当の理由とは?コミュニケーション能力を最短で伸ばす「経験→改善」の繰り返しとは?

まとめ|能力圏を理解すると人間関係の見え方が変わる

人には必ず「得意」「不得意」があります。
「得意」な分野を見つけてあげて、
それを活かせるポジションで使ってあげれば力を発揮します。
逆に、
「不得意」な分野では
どれだけ怒ったり詰めたりしても、
できるようにはなりません。
大事なのは「得意」「不得意」を把握して適材適所で使うことです。

それができれば、
「なんでできないの!?」
で衝突する機会は減るはずです。