皆さんの中にも
「鈍感力が大事だ」
「鈍感力を鍛えよう」
という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
また、
「鈍感力」を意識して鍛えようとしている人もいるのではないでしょうか。
仕事や人間関係、もっと広く言うと、
「人生」でストレスを減らすことはとても大切です。
そこで今回は、
私の経験や周囲の人の意見、
そして、最新研究から
「鈍感力」についてお話しします。
鈍感力は鍛えられない|私が10年間試しても変われなかった理由
結論
「鈍感力」は鍛えることができません。
私もストレスを感じやすい気質(HSP)なので、
「鈍感力」を鍛えよう!
と思って、ずっと意識していました。
けど、どうやっても「鈍感」になることができませんでした。
私の場合、特に仕事で激しく詰められると、
・なんで詰められた?
・何が悪かった?
・俺が悪いのか?
・相手が悪いのか?
・どうすればよかった?
・相手はこういう経験をしているからこれを話したのか?
・自分の経験とは違う
とかを2時間シミュレーションしだします。
「考えないようにしよう」
と思っても、
自分では止めることができません。
脳みそが勝手に考え続けます。
そして、極度のストレスを受けた後は、
2日体調が悪いので、出社できません。
これをなんとかしたかったので、
「鈍感力だ!」
「鈍感になるんだ!」
「鈍感力を鍛えるんだ!」
と10年くらい頑張ってみたのですが全くダメでした。
私が鈍感力を身につけられた理由|「鈍感」になったのではなく「評価基準」が変わった
ですが最近、
「鈍感力」を身につけることができました。
やったことは、
「環境を変えたこと」
会社員になることを諦めました
そしたら、
今までストレスだと感じていたことが、
ストレスではなくなりました。
例えば、激しく詰められても、
「どうせこの人ともう会わないし」
「あー怒ってんなー」
と思えるようになりました。
会社員時代は詰められると、
その人と
・次の日も会わないといけない
・なんで詰められたのか考えないといけない
・対策があるか考えないといけない
・周囲に合わせないといけない
など縛りが多かったですが、
今は、
「毎日会う人がいない」ので、
ほとんど縛りがなくなり、
「考える必要がなくなりました」
そしたら自然と「鈍感力」が身につきました。
出来事に対して、
「鈍感」になったのではありません。
「評価基準」が変わったのです。
会社員時代は、
・この人とまた会う
・次も同じことをすると詰められる
・失敗すると評価が下がる
だったのですが、
今は、
・たまにしか会わない
・同じことをしても、人によって詰めない人もいる
・失敗してもほぼ何も変わらない
ので、
自分を変える必要がなくなりました。
また「できること」「できないこと」という意味でも
会社員時代は、
・苦手なこともやらないといけない
・周囲に合わせないといけない
・自分の意見を言うと反発される
今は、
・得意なことだけすればいい
・周囲に合わせる必要がない
・自分のやりたいことができる
ので、
ほとんどのことが、
「自分にできること」
になりました。
「できること」と「できないこと」を把握することが、ストレスを減らす理由について詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。
「なんでできないの?」と思った時に知ってほしい「能力圏」という考え方仕事選びで大切なのは「能力圏」|「得意」「不得意」を把握すればストレスの少ない職業を選べます
心理学でも「感受性」より「評価」が感情を左右すると考えられている
心理学のビッグファイブ理論でも、
「神経症傾向」は比較的安定した特性で、大きく変えることは簡単ではないと考えられています。
他にも心理学では昔から、
「ストレスそのものではなく、その出来事をどう評価したか」や
「何を期待するか」
で、感情を左右すると考える理論があります。
なので、
「感受性」(敏感か鈍感か)
は変わらないけど、
「評価基準」や
「期待値」で
感情の上下が減ることがあると言えそうです。
ちなみに、ビッグファイブ理論を簡単に説明すると、
「人の性格は、だいたい5つの要素で説明できる」という心理学の理論です。
① 開放性(「新しいことが好きか」「好奇心が強いか」「想像力が豊かか」など)
② 誠実性(「真面目か」「計画的か」「コツコツ続けられるか」など)
③ 外交性(「人と話すのが好きか」「活発か」「エネルギッシュか」など)
④ 協調性(「思いやりがあるか」「優しいか」「人に合わせられるか」など)
⑤ 神経症傾向(「不安になりやすいか」「ストレスを感じやすいか」「感情が揺れやすいか」など)
鈍感力を身につける方法|評価基準や期待値を変えることが大切
なので、
「鈍感になろう!」
「鈍感になりたい!」
という方向で考えると、
「鈍感力は身につきづらい」
ですが、
「この人はそう考えるんだな、俺は違うけど」
みたいに、
「評価基準」や
「期待値」を
変える方向で考えると
「鈍感力は身につきやすい」と思います。
私の場合は、
「会社員になることを諦める」ことで
「鈍感力」が身につきました。
「期待値」を変えることで幸せになりやすくなる理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
幸せとは何か?期待値を下げると人生が楽になる理由
まとめ|鈍感力とは「鈍感になること」ではなく「評価基準を変えること」
「鈍感力」は、
「気合い」と「根性」でどうにかなるものではありません。
「感受性」も変えることはできません。
「鈍感力」を身につけるために必要なことは、
「評価基準」や「期待値」を変えることです。
無理に、
「できないこと」を
「できるように」なろうとしないでください。
大事なことは、
「できること」と
「できないこと」を把握して、
できる限り、
「できること」だけをやればいい生活に寄せていくことです。
「できないこと」を頑張るのは結構大変です。
「できないこと」は「できない」と諦めることも大事なんだなと、
私は最近気づきました。
「できること」と「できないこと」を把握することの大切さについては、こちらの記事で詳しく解説しています。人間関係や仕事のストレスを減らすヒントにもなるので、興味のある方は読んでみてください。
「なんでできないの?」と思った時に知ってほしい「能力圏」という考え方仕事選びで大切なのは「能力圏」|「得意」「不得意」を把握すればストレスの少ない職業を選べます

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